【タンピーとコッピーのものがたり】きれいなお水のはいたつにん タンピーとコッピー
タンピーとコッピ―はとってもなかよし。
いつもいっしょにまちじゅうをあるきまわって、じゅうにんたちにきれいなお水をとどけるおしごとをしています。今日もタンピーとコッピーは たくさんのお水をみらいたうんにとどけに てくてく てくてく。
「ねぇねぇ、コッピー」
とつぜんタンピーが うれしそうにコッピーに話しかけます。
「もうすぐ夏だね!夏がくるとみんながたくさんお水をつかうようになるから、ぼくたち ますますおおいそがしになっちゃうね!」
そういって、にっこり笑ってガッツポーズ!
きれいなお水を、もっとたくさん もっとおおくのなかまにとどけられるとおもうと、楽しくてしかたないようです。
うれしそうにはりきるタンピーをみて コッピーもうれしそうにしています。そんなとき コッピーが
「タンピー!またしめわすれているよ!」
とさけびました。タンピーは ついつい からだのじゃぐちをしめわすれて お水をポタポタおとしてしまうのです。
「ごめんごめん お水がもったいなかったね。ちきゅうからもらった だいじなお水だから 1てきでも たいせつにしないとね」
タンピーはいいました。
「そうだよね 少しのお水でもだいじだよね。またポタポタおちているのにきがついたら すぐにおしえるね」
とコッピー。
ふたりは お水をとどけたみんなから 「きょうもありがとう、たすかるよ!」のことばをもらえるだけで「またたくさんのお水を とどけるぞ」とやる気が でてきます。
ふたりがあしたも みらいたうんに きれいなお水をとどけられて みんながえがおになりますように……。